東京都荒川区南千住4-7-1 BiVi南千住2階 南千住駅すぐの矯正歯科
歯並びを治すにあたって、「歯を削って治した方が早くて良いのでは?」そんな質問を患者様から聞かれることがあります。
確かに治療期間は、歯を削って治した方が、矯正治療より明らかに早く治ります。
何件か美容外科の歯科に勤務した経験がありますが、歯を削るデメリットや一度治されても何度かやり直さないといけない事、将来入れ歯になる可能性を説明させて頂いても、「今が大切、早く治したい、矯正装置ブラケットを付けるのが嫌だという理由で、歯を削って治される患者様を沢山見てきました。
赤い矢印の歯が一本飛び出ていたとします。矯正治療では、ブラケットインビザライン治療により、抜歯をせず、ゆっくり時間をかけて、1年ほどで歯を移動して並べます。
被せる治療では、その出ている歯を抜歯します。
そして、その両隣の歯を半分くらい削ります。その2本の歯を支えにして、抜いた部分にダミーの歯を作ります。歯科用語で、ブリッヂと言います。歯の色や形は、とても白くしたり、形も自由にできて、治療期間も早いというメリットもありますが、歯ぐきが退縮して長い歯になってしまうデメリットも大きいです。
被せ物の治療は、治療費もかなりかかります。矯正治療では、表側矯正の場合、上下顎全体を治して約90万円です。
歯を削る治療ですと、一本平均12万円(歯科医院により異なります)なので上の前歯だけでも、一般的には6本削るので、72万円だと思います。下の前歯をされると、さらに72万円計144万円かかります。しかも、長くても20年後には作り変えるので、また、144万円かかります。
もし、20代でされると、3回は作り変えるので、計432万円かかることになります。
時間はかかりますが、長い人生を考えたら、矯正治療をお勧め致します。
上顎右側側切歯が欠損で、左側側切歯が矮小歯です。
このまま、被せる治療をすると、前歯大きい歯になり、また、真ん中が右側に寄ったままになります。
① 矯正治療で歯の真ん中を顔の真ん中に移動させます。
② 左右側切歯の大きさが合うように、隙間を残すように歯を移動させます。
③ 矯正治療終了後、歯を削って被せる治療を前歯6本で行います。
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